浜松PET診断センター
光技術を応用したPET-CT検査で、健康長寿社会の実現を目指す
introduce
PET-CTを含む各種画像診断装置を備えた検診・検査の専門施設である浜松PET診断センター(浜松市浜北区)は、2003年の設立から2020年12月末現在までに延べ30,000件以上のPETがん検診を実施してまいりました。当センターの運営母体である浜松光医学財団の事業目的は、「光技術を応用することで、がん等の疾患の早期発見・早期治療を可能とし、多くの人が健康に生活できる長寿社会の実現に寄与」すること。この想いを現実にするために、受診者様の期待にお応えする検診を心がけています。
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人間ドックでは検査対象とならない 広範囲のがんを一度の撮影で検出
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受診後のがん発生状況を追跡調査し 検診の有用性を検証
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コース設定やオプション検査も充実 40代以降の定期受診をおすすめします
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ゆったりとした受診空間を確保 当日の結果説明から後日まで丁寧にフォローアップ
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人間ドックでは検査対象とならない
広範囲のがんを一度の撮影で検出
広範囲のがんを一度の撮影で検出
PET検査ではブドウ糖によく似たくすり(FDG)を体内に注射し、PET装置で撮影することで、体内のブドウ糖代謝の様子を診ます。がん細胞は正常細胞に比べ、数倍のブドウ糖を代謝するため、がん細胞にはより多くのFDGが集まり、がんを検出することができます。
PET検査は特に頭頚部がん、膵臓がん、大腸がん、悪性リンパ腫のほか、子宮体がんや乳がん、卵巣がんといった婦人科系のがんの検出に有用性が高いと考えられています。一方、がん細胞がなくてもFDGが集まりやすい脳や尿路系(腎臓、膀胱、前立腺など)はPET検査単体での有用性が高くないとされており、MRIや超音波検査など他の検査を組み合わせることが重要となります。
浜松PET診断センターは検診・検査の専門施設として、2003年の開設より多数の実績を重ねてまいりました。2003年~2018年9月末までの総数で、PETがん検診の受診者数10,335名、検査数は29,601件、発見したがんは332件(30種以上)にのぼります。
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受診後のがん発生状況を追跡調査し
検診の有用性を検証
検診の有用性を検証
浜松PET診断センターでは、各種検査の特性を踏まえ、PET検査にCT検査やMRI検査、超音波検査といった画像診断に腫瘍マーカーや血液検査などを組み合わせた複合型がん検診として「総合コース」を提供しています。複数の検査を組み合わせることで、PET検査単独では見つけにくいがんの発見に役立ちます。また、浜松ホトニクス株式会社(医療機器に用いられる光検出器のメーカー)およびホトニクス・グループ健康保険組合と連携したPET研究検診では、「総合コース」の受診による死亡率や医療費の減少効果を確認することで有用性の検証を実施しています。また、これらの検証結果から検査項目の見直し等を行うことで、より高精度な検診の実現を目指しています。
近年医学の発展に伴い多くの致命的な疾患が克服され、日本人の平均寿命は大きく延びました。しかし、健康寿命と平均寿命には約10年もの差があるのが現状です。当センターは検診・検査の専門施設として、より高精度の検診を目指すとともに、発症前の早期発見・早期治療でがんを完治させ、健康寿命を延ばしていきたいと考えています。
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コース設定やオプション検査も充実
40代以降の定期受診をおすすめします
40代以降の定期受診をおすすめします
当センターでは「総合コース」に追加できるオプションとして、動脈硬化や骨・筋肉など加齢に伴う疾患リスクが気になる方向けの「抗加齢オプション」、脳卒中や認知症が気になる方向けの「脳オプション」をご用意しております。また、他院で人間ドックを受診されている方向けに簡易型のPETがん検診「PET-CTコース」をご用意しております。
その他、受診間隔や受診回数に応じたリピータ割引を設定しており、定期的ながん検診の受診をサポートしております。がんの罹患率は40代以降に上がり始めると言われており、1年に1度の受診がお勧めされます。また、当センターのデータでは初回受診時には約2.0%の割合でがんが見つかり、1年後に再受診した場合は約0.5%、その後受診間隔が長くなるにつれ割合は大きくなり、4年で初回受診と同等となるため、少なくとも2~3年に1度はご受診いただくことが望ましいと考えております。
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ゆったりとした受診空間を確保
当日の結果説明から後日まで丁寧にフォローアップ
当日の結果説明から後日まで丁寧にフォローアップ
検査画像は、日本医学放射線学会の放射線科専門医が2名以上で確認します。「総合コース」では検診の最後に、医師より当日の検査画像について説明をいたします。血液検査等の結果を加えた書面での結果報告書は、受診後2週間程度でお手元に郵送、結果に関するご相談に関しては「相談電話」にて承っており、医師とお話しいただくことが可能です。結果に伴い医療機関の受診が必要な場合には、通院のしやすさも踏まえて適切な医療機関をご紹介いたします。
また、浜松PET診断センターでは皆さまにリラックスしてご受診いただけるよう、ゆとりを持たせた設計となっており、ロビーや各フロアは広めの空間を確保しています。検診の受付枠は30分間隔となっており、1日の予約数を10名前後とすることで、待ち時間や他の受診者との接触も少なくなっております。スタッフの接遇教育にも力を入れ、一人ひとりの受診者様にしっかりと向き合った検診を提供できるよう心掛けています。
【PETがん検診】総合コース
150,000円全身のがんを対象とする、総合的な検診です。頭部から骨盤部のPET検査に、CT検査(胸部、腹部、腹囲・内臓脂肪面積計測)、MRI検査(頭部、骨盤部)、超音波検査(腹部、乳房[女性のみ])等を組み合わせたがん検診です。
検査時間:約4時間30分
【PETがん検診】総合コース+脳オプション
220,000円PETがん検診/総合コースに脳PET検査を含む脳ドックを追加したコースです。がんの発見に加え、脳梗塞、頸部・脳血管障害、認知症の兆候をとらえます。
検査時間:約4時間30分
【PETがん検診】総合コース+抗加齢オプション
180,000円PETがん検診/総合コースに、加齢に伴ってリスクの高まる疾病のリスク検査を追加したコースです。がんの発見に加え、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる動脈硬化リスク、骨密度や体組成から運動機能の低下リスクをとらえます。
検査時間:約4時間30分
【PETがん検診】PET-CTコース
98,000円PETがん検診/総合コースからMRI検査や超音波検査等を省いた簡易コースです。人間ドック等、従来の健診では検査しない部位のがんが心配な方におすすめのコースです。※人間ドック等の健診と併せてご受診されることをお勧めします。
検査時間:約2時間
施設情報
PET-CT検査 情報 |
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検査開始年月 | 2003年4月 |
検査機器(台数) | PET-CT 2台 脳専用PET装置 1台 |
検査機器(メーカー) | GEヘルスケア シーメンス HAMAMATSU |
検査実績 | 2020年1年間:2,256件(うち検診約1,600件) |
浜松PET診断センター
WEB予約 電話で確認浜松PET診断センター概要 |
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所在地 | 静岡県浜松市浜北区平口5000番地 |
最寄駅 | JR東海道新幹線、東海道本線「浜松」駅よりタクシー約40分 または遠州鉄道「浜北」駅よりタクシー約10分 ※PETがん検診をご受診の方には浜北駅からの送迎サービスあり |
休診日 | 土曜日・日曜日および一部休業日 |
電話番号 | 0120-584-722 |
施設URL | 浜松PET診断センターURL |
責任者 | 院長 西澤 貞彦 |