全身のがんリスクを一度の撮影で検査できる、PET-CT検査とDWIBS(ドゥイブス)検査。テレビでも注目されている2種類の検査には異なる特性があります。この記事では大阪エリアでPET-CT検査・DWIBS検査を受診できる病院、専門施設をご紹介します。
また、最近注目されている尿や唾液で行うがんリスク検査で、「陽性」やC・D判定という結果が出た方にも、全身がん検査のPET-CT検査・DWIBSはおすすめの検査です。
これから人間ドックを検討している方も、ぜひPET-CT検査・DWIBS検査を検討してみてください。
施設情報は2023年12月現在の内容です。 PET-CT検査、DWIBS検査は自由診療です。
Table of Contents
PET-CTとDWIBSの違いは撮影の仕組み|特徴を解説します
PET-CTとDWIBSはどちらも、全身の広範囲を一度の撮影で調べられる検査です。ドーナツ型の大きな機器に横たわるところも同じように見えますが、実は撮影の仕組みが大きく異なります。
PET-CT検査
FDGというブドウ糖に似た検査薬を受診者の体内に投与したら、PET機器のベッドに横たわり全身を撮影します。撮影した画像から、FDGが多く集まっている場所にがんがある可能性が高いと判断されます。
PET-CTは甲状腺がんや大腸がんの早期発見を得意としています。ドゥイブスは肺や心臓の病変検出が苦手とされていますが、PET-CTは肺がんの発見や、再発・転移を診断するためにも用いられています。
なお、この検査では糖の代謝を見ていることから、血糖値の高い方は診断精度が低くなることが考えられます。検査はトータルで2~3時間ほどで終了します。
DWIBS
ドゥイブス検査では電磁気を受診者の体に照射し、水の動き(速度)見ることでがん細胞の有無を判断します。
がん細胞同士は間隔が狭いことから、正常な細胞と比べて水の動きが遅くなります。
検査前後で薬の浸透による待機時間がないため、トータルで30~40分ほどで終了します。
PET-CTが不得意とされる前立腺がんのリスク発見も得意としているほか、糖尿病治療中の方でも検査可能です。
もっと詳しく知りたい方はこちら>「DWIBSとPET-CTどっちを選ぶべき?」
[大阪市都島区]都島PET画像診断クリニック
都島PET画像診断クリニック(大阪市都島区)は、地下鉄谷町線の都島駅より徒歩5分、JR大阪環状線の桜ノ宮駅より徒歩7分の場所にあります。PET-CT検査は89,800円(税込)から受診することができます。ほかにも、脳ドック、骨盤部 MRI、胸部 CT、胃がんリスク検査など複合的に受診できる169,400円(税込)のコースなど、全14コースが設定されています。ご自身が気になる部位や不安な症状から選択してください。
都島PET画像診断クリニックの特徴
都島PET画像診断クリニックは2008年6月に開院し、PET-CTによるがん検診、MRIによる脳ドックにも力を入れている医療機関です。
PETとは体内に投与したFDG(フルオロデオキシグルコース)などの検査薬が放出する放射線を検出し、画像化する検査装置のこと。都島PET画像診断クリニックではマルチスライスCT装置を組み合わせ、全身のがん形状や位置、性質等を診断することが可能です。またPET-CT装置はアルツハイマー病の早期発見にも有用とされています。
都島PET画像診断クリニック 概要 |
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所在地 | 大阪市都島区中野町5丁目15番21号 都島センタービル地下3階 |
最寄駅 | Osaka Metro谷町線「都島」駅2番出口より徒歩5分 JR大阪環状線「桜ノ宮」駅より徒歩7分 |
休診日 | 日曜日、祝祭日 |
電話番号 | 06-6922-9090 |
施設URL | 都島PET画像診断クリニックURL |
責任者※ | 所長 津田 恭 |
(略歴)※ | 昭和62年 奈良県立医科大学卒業 平成7年 大阪大学医学部放射線医学教室 助手 平成9年 カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校放射線科留学 平成12年 市立堺病院 放射線科 医長 平成14年 大阪府立成人病センター放射線診断科 医長 平成16年 市立池田病院放射線科 医長 平成18年 (株)大阪先端画像センター 取締役 平成21年 兵庫医科大学核医学・PETセンター 講師 平成24年4月 都島PET画像診断クリニック 所長 |
[大阪市都島区]都島放射線科クリニック
都島放射線科クリニック(大阪市都島区)は、地下鉄谷町線 都島駅 3番出口より徒歩10分、JR大阪環状線 桜ノ宮 駅 西口より徒歩10分の場所にあります。DWIBS(ドゥイブス)検査は77,000円(税込)から受診可能です。オプション検査には、唾液をAI解析かけて行う、がんリスク検査(男性5種、女性6種)SalivaChecker®(サリバチェッカー)など多数用意されています。
都島放射線科クリニックの特徴
都島放射線科クリニック(大阪府大阪市都島区)は、多くの選択肢をもって患者さまに安心していただける医療機関を目指し、日本医学放射線学会 放射線科専門医である院長、副院長のもとで放射線治療に尽力しているほか、2015年4月よりIVR治療を導入している医療機関です。
予防医療にも力を入れており、MRIで行う全身がん検査のドゥイブスでは、がん以外の疾患(脊椎、肝臓、腎臓、膵臓、子宮、卵巣、前立腺など)を調べることができる検査コースを設定。また、ドゥイブス法による乳がん検診(ドゥイブスサーチ)も実施しています。造影剤を使わず、医療被ばくがない検査とあって受診者にとって非常に負担の少ない検査です。
都島放射線科クリニック 概要 | ||||
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所在地 | 大阪府大阪市都島区都島本通1-16-22 | |||
最寄駅 | OsakaMetro谷町線 都島駅/JR大阪環状線 桜ノ宮駅西口より徒歩10分 | |||
休診日 | 土曜日・日曜日・祝日 | |||
電話番号 | 06-6923-3501 | |||
施設URL | http://www.osaka-igrt.or.jp/ | |||
責任者 | 院長 呉 隆進 | |||
略歴 | 日本医学放射線学会 放射線治療専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本医学放射線学会研修指導者 | |||
[東大阪市]そばじまクリニック
そばじまクリニック(大阪府東大阪市)は、患者さまに寄り添った医療を目指して東大阪に開院し、一般的な治療から最先端の「再生医療」まで、患者さまに合った治療をご提案している医療機関です。全身がん検査(DWIBS)を50,000円(税込)でや、東北大学の脳医学研究成果をもとに現在の脳の健康状態を測定するBrainSuite(AI認知症予防検査)も受診することが可能です。
そばじまクリニック 概要 |
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所在地 | 大阪府東大阪市荒本北2-2-6クリニックコート東野 |
最寄駅 | 近鉄けいはんな線 荒本駅徒歩1分 |
休診日 | 日曜・祝日・年末年始 |
電話番号 | 06-4309-2525 |
施設URL | そばじまクリニック URL |
責任者 | 院長 傍島 聰 |
(略歴) | 2011年 そばじまクリニック院長 |
[豊中市]MIクリニック
MIクリニック(豊中市)は、大阪モノレールの少路駅より徒歩約2分の場所にあります。2005年10月に開院され、2020年には8万人を超える方がPET-CT検査を受診されております。PET-CT検査を含む、頭部MRI検査や脳疾患検査を受けることが出来る、総合がん検診コースは201,300円(税込)で受診することが可能です。また、がん健診コース(PET-CT検査と血液検査、尿・便潜血検査のコース)は、122,100円(税込)、PET-CT検査のみのコースは、99,000円(税込)で受診することができ、ご自身の受けたい検査を選択可能です。
MIクリニック概要 |
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所在地 | 大阪府豊中市少路1-12-13 |
最寄駅 | 大阪モノレール 少路駅 徒歩約2分 |
休診日 | 日曜日・祝祭日 |
電話番号 | 0120-505-576 |
施設URL | MIクリニックURL |
責任者※ | 院長 濱田 星紀 |
(略歴)※ | 昭和56年 大阪大学 医学部 医学科 卒業 昭和56年 大阪大学 医学部 付属病院 医員(研修医) 昭和59年 国立循環器病センター放射線診療部レジデント 昭和62年 大阪大学 医学部 助手(放射線 医学教室) 平成元年 国立循環器病センター放射線診療部 医員 平成6年 米国ダートマス大学ヒッチコック・メディカルセンター研究員 平成9年 大阪大学 医学部 講師(放射線医学教室) 平成17年 医療法人 仁泉会 阪奈病院 副院長 平成17年 医療法人 仁泉会 MIクリニック 院長 【資格】 日本医学放射線学会 専門医 日本核医学会 専門医 日本核医学会 PET核医学 認定医 日本医師会 認定 産業医 検診マンモグラフィ読影認定医師 |
※出典:厚生労働省「医療情報ネット」/独自調査 |