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MRIといえば、脳の疾患を調べる頭部MRI検査を思い浮かべる方が多いかもしれません。近年ではこのMRIの性能が大きく進化を遂げており、がんの早期発見のために活用されるようになりました。2004年に日本の医師が考案したDWIBS（ドゥイブス）はMRIによる全身のがんを調べる検査として大変注目を集めていますが、受診できる医療機関には限りがあります。当クリニックではDWIBSを受診いただくことが可能です。

DWIBSはがん細胞の密度の高さを利用した検査で、電磁気を用いて細胞間の水の動きを見ます。正常な細胞の場合は細胞同士の間隔が広いため水の動きが速いですが、がん細胞の周囲は水の動きが遅くなります。MRIで撮影した画像からこの動きを見てがんを見つけるという仕組みです。

どんな検査にも得意・不得意がありますが、DWIBSは特に腎がん、膀胱がん、前立腺がんの発見が得意な検査です。逆に肺がんや胃がんの診断には比較的不向きとされています。

全身のがん検査としてはPET検査をご存じの方も多いでしょう。DWIBSとは検査の仕組みが大きく違いますが、PET検査は糖の代謝を見る検査です。検査の前にFDGという放射性薬剤を注射したうえ、全身に行き渡らせる必要があるため１〜２時間ほど待機が必要となります。
DWIBSは事前の待機時間や注射が必要ないため、検査は30分ほどで終えられることも特徴です。

DWIBSでは脳の疾患は見つけられませんが、当クリニックでは頭部MRI/MRAによる脳検査を提供しています。脳腫瘍、脳梗塞、脳動脈瘤などのリスクを調べることが可能です。

当院では1.5テスラのMRIを採用しており、従来機では30分ほどかかる場合もありますが、当院は10分ほどの撮影時間で終えられます。MRI特有の圧迫感が不安という方でも負担を感じにくいような環境の整備を目指しております。

当クリニックではDWIBSや人間ドックなどの検査を平日だけでなく土曜・日曜にも対応可能です。忙しい毎日を送る方々にとって、「もしも病気になったらどうしよう」という不安はできるかぎり避けたいものです。
当院のDWIBSをみなさまの健康管理にお役立てください。