済生会今治病院 健診センター
広範囲を一度に検査できるPET-CTでがんの早期発見へ
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愛媛県今治市にて80年以上という長きに渡り、地域のみなさまの健康を支えてまいりました済生会今治病院では、平成27年より健診センターを開設し、さらなる予防医療の推進に尽力しております。当院は地域がん診療連携拠点病院として、がん細胞の特性を利用した画像検査であるPET-CT検査を導入しています。 人生100年時代ともいわれるようになりましたが、すべての人が長寿をまっとうできるとは限りません。がん、心臓病、脳血管疾患をはじめ、多くの人々が生活習慣病にかかっているのが現状です。当センターではみなさまの健康を守ることで、ご本人とご家族の「笑顔」を守りたいと考えています。
- 01
2つの検査を融合させた PET-CT検査とは?
- 02
どうやってがんを見つける? 検査のメカニズムを解説
- 03
従来の検査と組み合わせて がんの早期発見を後押し
- 04
年に1度は体と向き合い 健康寿命の延伸を目指しましょう
01
2つの検査を融合させた
PET-CT検査とは?
PET-CT検査とは?
PET-CT検査はがん画像診断検査のひとつですが、PETとはポジトロン断層撮影法(Positron Emission Tomography)といい、体の「機能や代謝の状態」を見る検査のこと。またCT(Computed Tomography)は部分的に体内の腫瘍の「部位や形や大きさ」を見る検査です。PET-CT検査はこれらの検査の利点を組み合わせ、より正確ながんの診断を追求しています。
1cm前後のがんを発見することができ、その悪性度・進展度の診断と同時に原発巣・転移部位なども一度で検索できます。また一度の撮影で頸部~大腿部までという広範囲を検査することが可能で、検査薬を投与するための注射以外に痛みの不安を伴うことはありません。
PET検査は被ばくが心配という声もよく聞かれますが、健康への悪影響はありません。当院では安静中に水またはお茶を500mlほど飲んでいただきますが、これは被ばくを減少させる目的でもあります。検査による被ばくは胃のエックス線検査とほぼ同じであること、そして人が1年間に自然界から受ける放射線量と同程度です。
02
どうやってがんを見つける?
検査のメカニズムを解説
検査のメカニズムを解説
がん細胞は正常な細胞よりも糖代謝が活発であり、正常な細胞と比較すると3~8倍ものブドウ糖を取り込む性質があります。PET-CT検査ではこの特性を利用し、FDGという検査薬を使用します。FDGとはブドウ糖に放射性物質を合成したもので、がんの位置を知らせる発信機のような働きをします。
検査の流れとしては、まず検査前にFDGを注射し、1時間ほど安静にして薬剤を全身に行き渡らせます。その後、PET-CT装置にて撮影し、FDGが活発に検知された部位からがんの有無や位置を特定します。
PET-CTのがん検出率は一般的な検診の数倍ともいわれます。しかしどんな検査でもそうですが、PET-CTが万能ということはなく、がんの種類によっては発見できない物があったり、数cmでも陽性にならない場合もあります。がんの種類により他の検査が必要になる場合があることをご理解ください。
03
従来の検査と組み合わせて
がんの早期発見を後押し
がんの早期発見を後押し
PET-CT検査はがんの早期発見につながる検査のひとつですが、見つけるのが苦手ながんもあります。たとえば、胃がん・腎臓がん・膀胱がん・肝細胞がん・前立腺がんなどがそうですが、細胞の性質上、検査薬(FDG)が集まりにくい場合があったり、膀胱などは正常な状態でも検査薬がたくさん集まる場所のすぐ近くにあったりするため、これらの部位にあるがんはPET検査では発見しにくいと言われています。
そこで、PET-CTが苦手とする部分を補える検査として、胃部内視鏡(胃カメラ)検査、腹部超音波(腹部エコー)検査、腫瘍マーカー検査、マンモグラフィーなどを併用することをお勧めします。特に腹部超音波(腹部エコー)検査を半年以内に実施していない方はオプションとして追加受診することを推奨しています。PET-CTと従来の検査と組み合わせることで、がんの早期発見に大きく貢献することとなるでしょう。
04
年に1度は体と向き合い
健康寿命の延伸を目指しましょう
健康寿命の延伸を目指しましょう
長年に渡り、日本人の死因の第一位であり続けている「がん」ですが、現代においては早期発見できれば怖い病気ではありません。どんな病気にも言えることですが、いかに早く見つけだし、予防していくかが重要です。自覚症状がないとしても、思わぬ病気が潜んでいることがあります。「まだ若いから」と思っている方でも、生活習慣病が始まっている例も多くあります。
これからの健康的な日々を長く送れるよう、がんを重点的にチェックできる当センターのPET-CT検査を活用してください。
PET-CTがん検診◆当サイト価格◆
77,913円PET検査は、がんの早期発見に有効な画期的な検査です。CT検査を同時に行うことで形状や正確な位置を画像として確認できるため、さらに悪性度を診断することが可能です。
見つけるのが苦手ながんもあるため、(胃がん・腎臓がん・膀胱がん・肝細胞がん・前立腺がんなど)苦手とする部分を補う検査(胃カメラ・腹部超音波検査・腫瘍マーカー検査・マンモグラフィーなど)を併用することをお勧めします。
特に腹部超音波検査は半年以内に実施していない場合、セットでお申し込みいただくことをお勧めします。
※ご確認ください※
当サイトから予約された方への価格適用のため、電話での申込時は、「全身がん検査LiSTを見た」と伝え予約をお取りください。
検査項目
PET-CT検査(頸部〜大腿部)
【検査可能日】月~金(祝祭日は休診)
①8:30/②9:00(各1枠)
※すでに予約が入っている場合は日程調整をさせていただく場合がございます。
【検査時間】約3~4時間(安静時間含む)
済生会今治病院 健診センター
電話で確認 フォームから予約する済生会今治病院 健診センター概要 |
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所在地 | 愛媛県今治市喜田村7-1-6 |
最寄駅 | 今治駅(愛媛県今治市)よりバス |
休診日 | 日曜日・祝祭日 |
電話番号 | 0898-47-6034 |
施設URL | 済生会今治病院 健診センターURL |
責任者 | 院長 松野 剛 |
略歴 | 1981年 岡山大学医学部 卒業 1981年 岡山大学 大学院第一外科(現・消化器外科学教室)入局 2000年 済生会今治病院外科部長 2009年 現職 |